「穴」
久しぶりに穴を掘るはめになった。文字通りの単純な「穴」である。そこに、畑で抜き取った雑草を放り込む予定だ。
三角形の借り物の畑はふかふかの土である。その畑のはじの日当たりの良い場所にスコップをたてた。表土は三十センチほどの厚さしかなく、その下は一様に瓦礫である。側に生える樹木の根がその境界の部分ですでに水平にはっている。下には潜り込む隙間さえないのだろう。川で運ばれてきた玉の石と粘土でできた瓦礫の層だ。住宅でも建てるのならば、しっかりとした土台になるだろうと思うのだが。
人力とはひ弱なものだなあと思いながら、こつこつと地道に掘り進む。腰を用心しながら一日に十五分、二十分と気長に続けて一ヶ月。ついに首から下が埋まるほどの深さにまで到達。ようやく雑草を抜き取り始めたのだが、けっこう雑草も成長していて、これはこれでかなり手強い。
さて、何を植えようか。ゴールデンウィークのさなかである。ちょうど間に合ったという感じだ。
もう一つ、遠大な計画を練る。草取りはきらいなので、畑の畦(?)の部分にはラベンダーやミント、レモンバームなどのハーブを植えよう。そして、来年はお花畑に替えてしまおう。カモミールやハルシャギク、コスモスなんかなら、放っておいてもまた生えてくる。そして、一番良いのは日陰をつくるので、畑の草取りが楽になることなのだ。
とにかく今度の勤務の場所は、自分の家を基準に考えると、優に四軒分を超える広さを管理しなければならないのだ。ま、とにかく片手間でできる広さを超えている。ご利用は計画的に片手間でやらなければならない。


コメント