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2009年3月18日 (水)

『鼻の低い人が美人』

  さて、私の絵の先輩に、女性でスタイリストの方がいます。著名なデザイナーと仕事をしているそうです。仮に自由が丘さんとしておきましょう。自由が丘さんの話によるとクレオパトラの鼻は十分低かったそうです。
 彼女は仕事でヨーロッパや中東へ行く。そこで目にするものは、鼻にばんそうこうを貼った人たちだというのです。それもかなりの数らしい。実は彼らは、鼻を低くする整形手術をした人たちだというのです。それで、現地では自由が丘さんも、たくさんの人からこんな風に話かけられるそうです。
 「あなたは、鼻を低くする整形手術をしたんでしょう」
 もちろん、羨望の声音を帯びているわけですね。
 これは、一体どういうことなのでしょうか。
 三宅さんの主張によると、西洋の映画のスターは、鼻の低い人がなるというのです。鼻の低いかわいらしい人がスターなのだそうです。どういうことかというと、西洋人やアラブの人の鼻の高さの平均値は、とほうもなく高いというのです。さしずめグランドキャニオンの谷底に深淵なるくぼみがあってそこに目玉がはめこまれているというのです。ま、これは、いささかおおげさですが。(笑)
 ですから、日本人にとっては鼻の高い映画スターでも「鼻の低いかわいらしい人」ということになるのですね。
 自由が丘さんの説の正しさは、裏付けるまでもないようです。というのは、私の妻はピアノをやっていまして、その先生の一人にはパイプオルガンの演奏家で仮に長野県先生ということにすると、この先生も同じことをおっしゃっていたというのです。
 蛇足ですが、名言の一つに、クレオパトラの鼻が低ければ世界の歴史が変わっただろうというのがありますね。
 こうなってくると、あの名言はどうのように解釈したらいいのでしょうか。
 わざわざ書くのも面はゆいのですが、普通ならばこの様に解釈していますよね。美人ゆえにシーザーなどの人生をも翻弄した。ゆえに美人でなかったならば、歴史が変わっただろうという意味のことです。
 ですが、ですが、さらに鼻を低くすれば、もっと美人になり、シーザーのライバルがうじゃうじゃ沸いてきて、世界の歴史がとんでもないことになるだろう。そんな風に考えるといいんですかね。

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